今週の経済カレンダーはかなり詰まっています。いくつかの主要な中央銀行が会合を開き金利を決定し、中米の重要な経済指標も順次発表されます。事前にしっかり準備したい方は、ぜひチェックしておいてください。

**月曜日 12月8日**
日本の10月貿易統計が発表され、ドイツでは工業生産の調整後データが公表されます。スイスの消費者信頼感指数とユーロ圏のSentix投資家信頼感指数もこの日に発表されます。国内の11月貿易収支もリリース予定です。

**火曜日 12月9日**
本命が登場——オーストラリア準備銀行が金利決定を発表し、その後に政策説明会も行われます。米国ではニューヨーク連銀のインフレ期待データ、中小企業信頼感指数、10月の求人件数、エネルギー庁の月次見通しも同時に更新されます。

**水曜日 12月10日**
国内の11月CPI（消費者物価指数）年次データが登場します。イングランド銀行総裁が講演予定で、カナダ銀行も金利決定を発表します。米国の第3四半期労働コスト指数も発表されます。

最も重要なのは——米連邦公開市場委員会（FOMC）の会合結果がこの日に発表され、経済見通し要旨も公開、パウエル議長による記者会見もあります。原油在庫データも同日発表予定です。

**木曜日 12月11日**
オーストラリアの11月失業率（調整済み）が発表され、スイス国立銀行も金利決定を行います。IEAとOPECの月次原油市場報告も同日に公開。アメリカの新規失業保険申請件数、9月の貿易収支、FRBの家計財務健全性報告もこの日に集中しています。

**金曜日 12月12日**
ドイツ、フランス、イギリスの主要経済指標が一挙に発表されます（GDP、CPI、工業生産など）。2026年FOMC投票権メンバーが多数発言予定、シカゴ連銀でも経済見通しに関するセミナーが予定されています。

とにかく今週は情報量が非常に多いので、特にFRBの決定や各国のインフレ指標に注目すると良いでしょう。これらは市場の流動性予想に直結します。