多くの人は、アルトコインを長期でショートすれば絶対に安全だと思っています——どうせゼロになるのは時間の問題だと。

言っていることは間違いではありませんが、市場はセオリー通りには動きません。中には3年間下落し続けたコインが、たった10日で急騰して戻ってくることもあります。なぜでしょうか？おそらく大口資金が目をつけて、突然参入してショート勢を狩るからです。こうした「デッドキャットバウンス（死猫跳）」は不意打ちでやってきて、ショートを踏み上げられると本当に人生を疑いたくなります。

私が見た中で一番激しかったのは、あるコインが高値から90%下落して「もう安全だろう」と思われていたのに、2週間で300%も暴騰し、数多くの長期ショートが一気に清算されたケースです。マーケットメーカー（庄家）は、「どうせゼロになるだろう」という心理を完全に利用してきます。

だから正直に言うと、大半のアルトコインは本当に死ぬ気でポジションを持ち続けるのには向きません。ベアマーケットでは高値でショートするのもありですが、相場が回復し始めたら注意が必要です——理想的な位置でショートできなかったら、潔く損切りしましょう。市場に意地を張っても仕方ありません。結局、生き残ることのほうが、自分が正しいと証明することよりも大切なのです。