上週はある不思議なケースを目撃しました。3ヶ月前に3,000元を持って私のところに愚痴を言いに来た友人が、今や口座残高が一気に50万元になっています。彼が私に言った言葉を今でも覚えています。「以前は毎日夜更かししてチャートを監視し、目がほとんど見えなくなるほどだったのに、結局は損失が膨らんでインスタントラーメンしか食べられなかった。今は毎晩8時間しっかり寝ているのに、お金の方が勝手に増えていくんだ。」

この市場に6年間浸かってきて、心から言えることがあります。個人投資家が損するのは、10人中9人が技術不足ではなく、自分自身に負けているからです。夜中に起きてK線（チャート）を研究させるようなインジケーターや、「必ず儲かる」とうたう不思議な手法？あれは全てカモからお金を巻き上げるための道具に過ぎません。少額資金で資産を雪だるま式に増やすには、3つの人間の本能に逆らう鉄則が必要です――今日は私の秘蔵の経験をすべて共有します。

まず、その友人が当時どれほど悲惨だったかを話しましょう。昨年高値掴みで塩漬けになり、損切りした後は元本が3,000元だけになりました。毎日のようにグループで「インサイダー情報はないか」と聞いて回り、危うく最後の資金まで詐欺師に騙し取られるところでした。私はその時、どんな銘柄も勧めず、ただ3文字だけ伝えました。「ルールを守れ」。今では彼も誰彼かまわずこう言っています。「この原則の方がどんなアナリストの推奨よりよほど役立つ」と。

第一条：ハンターになれ、ギャンブラーになるな。ポジション管理こそがあなたの護身符だ

あまりにも多くの人が市場をカジノだと勘違いしています。相場が少し動いただけで全力投資、「一か八かで大逆転だ」と口にしながら、結果的には元本を一気に失ってしまう。その友人も最初はそうでした。「お金が少ないならリスクを取らなきゃ逆転できない」と思い込んでいたのです。私ははっきり言いました。「お金が少ないほど大切にしろ。ポジション管理こそがあなたの護身符だ。」

正しいやり方はこうです。相場がはっきりするまでは、最大でも1〜2割の資金で試しに入る。ハンターが狩りをするのと同じで、まず石を投げて安全かを試してから、確信を持って進むべきです。