10月11日、あの日の午前5時前、スマホが鳴りっぱなしでベッドサイドのテーブルまで震えていた。

寝ぼけながら画面を開くと――BTCが10万5千ドルを割り、ETHは3600を守れず、保有ポジションは全て真っ青。アカウントは80万減少、その数字を十数秒見つめた後、結局静かにアプリを閉じた。

こういう場面？何度も経験している。この10年で、これが7回目の「血洗い」だ。

外の人はよく「仮想通貨はカジノだ」と言うが、本当に生き残れるのは運だけじゃない。自分が8000Uの元手を今まで増やせたのも、徹底して守った3つの取引ルールがあるからだ。

**まず分割投資、これは生き残るための最低ライン。**

多くの初心者は入場してすぐオールイン、アカウントに1800Uあれば、全部1つのコインに賭けてしまう。結果は？ちょっと調整が入れば即ロスカット、立ち直るチャンスすらない。

自分のやり方は1800Uを3つに分けて、1つ600Uずつ：1つはデイトレ、1日1回だけ取引、利益が出たら即終了、絶対に欲張らない。1つはスイング、10日や半月ごとに1回だけ、大きな動きだけを狙う。最後の1つはベースポジション、市場がどんなに荒れても、この資金は絶対に動かさない。

このやり方のメリットは？どれか1つで損しても、他の2つが残るからアカウントはゼロにならない。仮想通貨の世界では、まず生き残ることを覚えなければ、増やすことは語れない。

**2つ目のルールは、レンジ相場で無駄に動かないこと。**

市場のほとんどの時間はレンジで動いている。この時に頻繁にポジションを取るのは、ただマーケットメーカーにお金を渡しているだけ。本当にやるべきことは「待つ」こと――トレンドがはっきりして方向が定まった時に一気に賭けて、その波を丸ごと取る。

利益が出たら？全額アカウントに残しておかない。自分の習慣は利益が20%を超えたら、3割を先に引き出して確定する。残りは回し続けるが、元本は既に安全圏だ。

上手い人は毎日画面に張り付くタイプじゃなく、ここぞという時しか動かず、その時は大きく取れる人だ。

**3つ目、そして最も重要なのは――ルールで自分を制御すること。**

取引で一番怖いのは損失じゃなく、感情がコントロール不能になること。だから自分には3つの鉄則を課している：

損切りラインは2%、タッチしたら即ロスカット、絶対に迷わない。利益が4%出たら半分利確して部分的に利益を確定。絶対にナンピンしない、一度始めたら泥沼になるだけ。

多くの人はここで負ける――アカウントが含み益だと欲張って長く持ち、トレンド反転ですべて失う。損した時は悔しくてナンピンしてコストを下げようとし、最後はもっと酷いことになる。

感情を安定させれば、市場は自然と報いてくれる。お金をルールの中でゆっくり増やしていく、気分次第であっちこっち動かしてはいけない。

1800Uを5.8万Uまで増やしたが、インサイダー情報も百倍草コインも一切使っていない。たったこの3つのルールを2年以上守り抜いただけ。

この市場で稼げるかどうかは、相場の良し悪しとはあまり関係ない。本当に勝敗を分けるのは、自分を生き残らせる取引システムを持っているかどうかだ。