BEAMXの投資部門が最近アブダビ・ファイナンシャル・ウィークに登場したのは、なかなか興味深い動きです。

今回は単なる顔見せではなく、彼らの発言からも分かる通り、短期（四半期単位）ではなく10年単位という長期視点で動いています。仮想通貨業界ではこのような時間軸は珍しく、多くのプロジェクトが短期的なトレンドを追いがちです。

ここ2年ほど、中東はWeb3分野での展開がますます積極的になっています。アブダビは地域の金融センターとして、ブロックチェーンやデジタル資産に対する政策が比較的オープンです。BEAMXがこのタイミングで中東市場に本格進出するのは、現地の政策メリットや資本流動性に着目した結果かもしれません。

とはいえ、スローガンを掲げるのは簡単ですが、実際に10年間続けられるプロジェクトがどれほどあるでしょうか。暗号資産市場の変化はあまりにも速く、今日のビジョンが来年には変わっていることも多いです。それでも、戦略的な観点から見れば、BEAMXのこの一手は筋が通っていると言えるでしょう。

今後に注目ですね。彼らが本当に何か新しいものを生み出せるか、見守りましょう。