イーサリアムの今回の下落はかなり激しく来た。3250の位置は以前から明らかにレジスタンスがあると見ていたが、価格がそこに触れた途端に一気に下落し、7%の下落で3060まで直行した。ただ、冷静に見ると、次の利下げ決定まであと5日あり、市場のセンチメントは揺れ動く可能性がある。

テクニカル的には、もし強気勢が再び力を集めることができれば、3250への再チャレンジも十分あり得るし、極端な場合3400付近にまで届く可能性もある。ただし、この見通しは短期的な資金流入が継続することが前提となる。

取引の方針としては、自分は長期ポジションは計画通りホールドして無闇に動かさない派だ。利下げ前日にはリスクヘッジのために分散してショートポジションを作ることも検討できる。なぜなら、歴史的に見ると利下げ実施後には緩やかな下落トレンドが発生しやすいからだ。短期なら、含み益があれば一旦確定して、利下げ前に改めてショートのチャンスを探すのがよい。

今夜23時にPCEインフレデータが発表される。この指標はFRBの決定に大きく影響するので、発表前後はポジション管理に注意し、相場のボラティリティが高くなる可能性がある。

ZECは最近30%反発した。価格が460付近に近づいたら、テクニカル的にはショートの勝率が高くなると思う。420付近にも小さなレジスタンスがあるので注目しておきたいが、分割エントリーを推奨し、一括でのエントリーは避けた方がいい。

BCHとWLFIはここ数日でかなり下落し、短期的な値動きの幅も大きい。既定の戦略通りに取引すればリターンは期待できるが、ストップロス管理が前提となる。

市場のチャンスは常にあるが、重要なのは自分のトレードシステムと規律を持つことだ。